痛みをこらえるのにもがきたくても拘束状態で動けない。
脂汗で今着せられた寝巻きも汗だらけ。
悶絶の1時間。
「それじゃー行きますか~」
気楽に言いながら移動式のベッド(担架でいいのかな?)に乗せられて院内をグルグル。
「楽にしててくださ~い」って移されたのは診察台の上。
「今から胆嚢に管を入れますから~」
「喉に麻酔かけますんで飲まないで下さいね~」
ってニガ甘い液体を口に入れられ約5分。痛いのを我慢してるし、鼻も詰まってきたし、イライラしてきた。
「もう、いいですよ。横向いてください。喉に麻酔がかかってますので吐き出せませんからそのまま垂れ流してくださ~い」
さっきからエライ気楽なネイちゃん。 俺の痛み分かってんのか~
「は~い、これ咥えてて下さいね~」
穴の開いたマウスピースみたいのを咥えさせられたかと思うと
「行きますよ~。チョットだけ我慢してくださいね~」
言うが早いか何かが入ってきた。