朝、監房に行く
強制野外運動に引っ張り出さなければいけない
行き先は山の上からの予定
町を抜け山道に入って突然、気が付く

逆に回らないとお天道様に逆らうスケジュールになってしまう

急遽、反転(左折しないで右折しただけですけど)
健太さんとの出会いの地へ向かう
途中
「あれ展示物ですよね~」
「そうだっけ
気にした事無いから 見る
」


「はい
」

脇道に入り 寄り道
脱兎のごとく走り出し

躊躇無く
開けちゃった


大丈夫なの

管理人に怒られんじゃないの
オイラは助けないよ

そんなに身長高かったっけ

マサカだよね~


普通 コッソリやるでしょう~
バキッ
っていったらどうすんの


だ~か~ら~

コッソリ
目立たないようにやろうよ
自重って言葉教えてあげるから~
って

止まらんわ

「いや~凄いっすね
普通は触る事すら出来ないんですよ
ロープとかで囲まれちゃって」
オッチャンライダーは
完璧に
悪戯小僧に戻っていた
こうなると次のポイントでも
走り出すのは想像できる
トイレ休憩に立寄った道の駅
地元では豆腐、蕎麦で有名なんだけど
時間が早いので開店前
トイレだけ借りて
慌てて走り出すヤンチャライダー
隣の列車を

この辺は山間で木の町
全国でも有数のベニヤ板の生産地を構えている
列車も丸太を運ぶ貨物列車が何両も連なり有名だったらしい
北海道の山間
冬は一晩に1㍍を超える積雪も珍しく無い
そんな時に
活躍したのが

足回りを囲んだ除雪用のガード
そういえば小さい時こんなのが走っていたのを見た事があるような気がする
後ろに連なる元客車はライダーハウスとして使われてるらしいって
ヤンチャライダーが言ってた
知らなかった

房から解き放して約1時間
さぁ~て
継ぎを目指しますか~

業務連絡
写真 データで送りますか
焼いて送りますか


オイラの書庫で保管しておきますか

ファンクラブのお姉さま方にオークションで売ってもいいですか
